ルオーの絵

前に、大原美術館に行った時に、
笑っているのですが、
何ともいえない哀しい眼をしている人の絵があり
脳裏から離れませんでした。
ジョルジュ・ルオーの「青い花の道化師」という絵でした。
そんな話を、山上陽太郎さんに話をしたら
ルオーの画集を貸してくださいました。

興味深いところがありました。

ルオーは、
ある美しい日の夕暮れ、
道端に止まっている流浪の人々の馬車、
乏しい草をはむ痩せ衰えた老馬、
派手な色彩に輝く衣装の繕い物をしている老いた道化師、
この光景を見たときに、
すべてのものの形の内奧にある魂の生の姿を表現しようと考えた。
その事に、師モローは、魂が君に結ばれ、
心が君を捉えるのは、ただ長い時間を通してのみだと伝えた。
ルオーの眼が、
厳しい眼→哀しい眼→優しい眼→聖人のごとき眼に変化していくのに
一生が必要だったのでしょう。

晩年、ルオーは、「謙虚な心と愛の精神で生涯努力を重ねて、
やっと自然と人間の真の姿を、不完全ながら読み取ることができたと」
語っていたそうです。

脳裏から離れなかったのは、
絵の中にある魂の生の姿をみることができたのでしょうか?
大原美術館で是非ともゆっくりみてください。

山上さんいい本、貸していただいてありがとうございました。

THEWORLDFINEARTS 18
研秀出版
監修 嘉門安雄
    中山公男
執筆 木島俊介
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by menat | 2012-02-23 09:24 | 日々